テレビ高知の三上さんからバトンを引き継ぎました、四国銀行の山中大地(H25年環卒)と申します。この度、土佐三田会の役員を拝命し、身の引き締まる思いです。何分、力不足ではございますが精一杯務めていきたいと思います。簡単ではございますがこの場をお借りして自己紹介をさせていただきます。
私は高知市出身で、地元の小中学校を卒業し、土佐高校、慶應義塾大学へと進みました。甲子園出場を夢見て小さい頃から野球ばかりしてきた私ですが、田舎で流れる「土佐高校に入れば誰でも慶應に行けるらしい」という実しやかな噂を鵜呑みにし、甲子園を狙える他校ではなく、土佐高校への進学を選びました。(無知って怖いですね、、、)
高校時代の私は、土佐高校の掲げる右文尚武(文武両道)の理想を口では唱えつつも、体は100％野球に向かっており、人に言えるような成績ではありませんでした。結果、高校3年夏の大会が終わった後、進路相談の際に絶望することとなりました。
しかし、一発逆転ともいえる転機が訪れます。当時の野球部監督が慶應大学野球部出身であったことから、AO入試を勧められ、藁にもすがる思いで受験し、奇跡的に合格する事が出来ました。野球は9回2アウトからといいますが、初めてその言葉を信じた気がします。
大学でも体育会野球部に所属し、ただひたすら野球漬けの4年間でした。私のイメージにあるオシャレで洗練された慶應ボーイは、日吉の奥で汗と泥にまみれるむさくるしい集団に変わり、通った学部も牧歌的な香り漂うSFCであったことから三田にも縁なし、体育会所属の私は二十歳を過ぎても学ランで通学と、思い描く慶應でのキャンパスライフとは真逆の生活を送りました。
一番の思い出といえば、昨年プロ野球を引退したハンカチ王子こと斎藤佑樹さん率いる早稲田大学との優勝決定戦です。私は2年生ながらベンチ入りを果たす事が出来ましたが、その空間にいるだけでも精一杯、あの地鳴りのような歓声、スタンドから聞こえる「若き血」は一生忘れないと思います。
卒業後は高知県で唯一硬式野球部のある四国銀行に入行、今年で10年目を迎えますが今も現役でプレーを続けています。これからも小泉信三元塾長の「練習ハ不可能ヲ可能ニス」の言葉を胸に日々仕事に野球に精進したいと思います。
次は我々金融機関のBIG BOSS、日本銀行の齋藤さんにお繋ぎしたいと思います。
齋藤さん、宜しくお願いします。